蕪の歴史

栄養素の面からも古くから育てられ、日本の文化に根ざした野菜 蕪の歴史蕪(かぶ・かぶら)はアブラナ科アブラナ属の越年草で、球形の根(正確には胚軸)が特徴の古くから親しまれてきた野菜です。

アフガニスタン原産のアジア系と、中近東から地中海沿岸原産のヨーロッパ系があり、今では世界中で広く栽培されています。

成長のスピードが早く、生食も加熱もできることから、三国志でおなじみの蜀の宰相・諸葛亮孔明が栽培を奨励したと言われています。その故事から、中国においては蕪を諸葛菜と呼んでいます。

日本においても、『古事記』や『日本書紀』にその記述が認められ、有史以前から栽培されていたと思われます。春の七草の”すずな”は蕪の葉のことで、その栄養素の面からも古くから育てられ、日本の文化に根ざした野菜であることがうかがえます。

数百年に渡り品種改良が行われ、今では日本国内で80品種以上が生産されています。人参や大根といった作物に比べるとマイナーな感はありますが、長く利用されてきた作物なので調理の方法も多く、料理しやすい野菜の一つです。(→蕪のレシピ